研究内容 A01Research A01

A01

山本 雅裕 / Masahiro Yamamoto

大阪大学 微生物学研究所 感染病態分野 / Osaka University
教授 / Professor

山本 雅裕

トキソプラズマの寄生胞とその膜 本研究では、細胞内寄生性原虫トキソプラズマ原虫の非自己化過程のセルオートノマス免疫系による認識機構を様々な手法で解析します。トキソプラズマの寄生胞とその膜(右図の赤線部分の中)に特に着目して、細胞内寄生性病原体の自己・非自己の境目を決めるPLAMPとセルオートノマス免疫系の生理的な重要性を以下に着目して解析します。

 ❶ 病原性原虫トキソプラズマのPLAMP生成機構の解明

 ❷ セルオートノマス免疫系によるPLAMP認識機構の解明

 ❸ セルオートノマス免疫系の重要性の一般化

 ❹ 新規病原性機構の解析を通じたセルオートノマス免疫系と他生命現象の連結

図1
図1 トキソプラズマ原虫の生活環におけるPLAMPとセルオートノマス免疫